I can't stop loving you !!

うるうるなその笑顔 見つめちゃうのさ

ごめん やっぱ あなたたちが好きです

どうしてこうなってしまったんだろう。

 

いやそれはなんとなく分かる

分かっているつもりなんだけど

 

けんとと3人の気持ちは受け止めたつもり、なんだけど

受け容れることはまだできなくて、感情の大きさに押し潰されそうで、しんどい。

 

 

2019年7月、わたしが中島健人を好きになったとき、けんとは25歳だった。とてつもなく光り輝いていた。煌々と光を放っていた。聡ちゃんが休んで約半年ほど経ったときだった。確かアオハルが終わるくらいで、ハムレットが始まる前だったと思う。つまりテレビ雑誌に書かれるレギュラーはけんとの初耳学とゴチくらいだった。

好きになって初めて出たシングルは麒麟の子/Honey Honeyだった。実に10ヶ月ぶりのシングルリリースだった。

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翌年2月にけんとがアカデミー賞のリポーターを務めた。映画と海外、どう見てもけんとにとって理想が詰まった仕事だった。

直後、コロナ禍が襲った。けんとと平野くんの未満警察が不完全燃焼に終わった。不完全燃焼、はわたしの勝手な感想でしかないが、やりたかった撮影やPRができなかったことは想像に難くない。脚本の歪みもあった。もっと壮大なドラマになる予定だったんだろうと思う。誰のせいでもないことに、悔しさが残る。

夏、聡ちゃんが復帰した。初めて見る5人の立ち姿は、ああこれがSexy Zoneかと、完璧だ、と思った。全てのバランスが取れている。綺麗な五角形をしている。今思うとオタク人生であのときが一番幸せだった。あの期間があったからわたしはこれまでこんなにもSexy Zoneを好きでいられたんだと思う。

冬、マリが休業に入った。正直、戻ってこないかもしれないなと思った。マリの見ている世界はもっと広くて高いところにあると感じていたから。

 

2021年5月、初めてSexy Zoneに会えた。ようやく。あの眩さは忘れられない。

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2022年10月、コンコルディアの製作が発表された。海外ドラマ。けんとが夢に見ていたであろう海外ドラマ!でもそのとき公式のInstagramは存在しなくて(長谷部宗介のはあったけど)、事務所のいろんなルールが妬ましくて悔しかった。大きく羽ばたこうとしているときに事務所が足枷になってどうするんじゃい!これ今でも根に持ってる。

12月には初のドーム公演があった。55,000人の観衆の前に立つSexy Zoneは本当にかっこよかった。ドームが似合っていた。

ラーゲリを観に行く途中、マリの卒業報告を受けた。ドーム公演の直後だった。

5人が作ってくれたあの5日間は、オタク人生で二番目に幸せだった。マリが休業に入った時点で、もう見られないかもと思っていた景色を5日間も見せてくれた。ステージにも立ってくれた。Instagramを開設して、思い出を残してくれた。

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翌年秋、界隈に激震が走った。解体され、名前を失い、好きな人たちの仕事が奪われた。

それでも2023年はSexy Zoneにとって飛躍の年だったと思う。シングル3枚リリース。2019、2022は1枚しか出せなかったんだから、これは完全に売れ始めている、世間がSexy Zoneの音楽に気付き始めている!YouTubeの再生数伸びも上々。とはいえ増えている層がオタクではないから複数枚買いは見込めず、売上は他グループと比較してしまうと口を閉ざすしかない。でもあの椎名林檎の曲提供なんて、 みんなにもイイでしょと自慢しちゃうよ!これはいける。これはいけるぞ!サブスクさえ解禁できたら、複数枚買いしない一般層でも取り込める!ドームだって二度目があるなら三度目もあるかも!

 

そう思ってた。

 

近頃、30歳という節目をすごく口にするなってことは気付いてた。

アイドルについて口にすることが増えたのは、単に推しの子からくるアイドル概念ブームのものかと安易に思っていた。

"かっこいい"にこだわる人が、"かわいい"も積極的に取り入れてくれるなと感じていた。

映画も海外も、前よりずっと近くにきていた。

 

2024年1月8日、Sexy Zoneから中島健人の脱退が発表された。

どこにもすっぱ抜かれることなく、自分達の言葉で、ファンに一番最初に伝えてくれた。それはかなり救いだったように思う。この人たちを信じられると感じることは、好きな人たちを好きでいられる根幹かもしれない。

 

けんとは数年先までプランを考えていると言っていたから、今回のこともきっとそのプランの中にあったんだろう。

30歳という年齢なのか、グループから離れても他のメンバーがやっていけるタイミングなのか、情勢なのかはわからないけれど。でもいきなり思いついたとは考えられない。秋口のゴタゴタで決心したのか、30歳を見据えたときにたまたま秋口に世間がゴタゴタしていたのかもわからない。

 

こう書くとわからないことだらけだけど、でもまあ、けんとがいつまでもSexy Zoneというグループの一員で留まるとは思えなかったよ。

だけど、Sexy Zoneをもっともっとデカくして、国立に立ってYeah 国立のSexy Lovers!?って言うと思ってたよ。そういう思いを全部背負って先頭を走り続けてくれるんだと思ってた。勝手にね。

グループの一員で留まるとは思えないことと、グループでずっと走り続けてくれると思うことに矛盾は感じなかったんだよね。きっと後者は半分祈りでしかなかったから。

 

しかしこうやって書き連ねると、わたしが見てきた時間だけでも、一番輝きたいとき、一番尖って何にでもなれたときに、何かしらがそれを遮ってしまったことが何度もあったね。

それでもけんとは常に自分の手で、道を切り拓いていた。努力と愛嬌とちょっとの強引さがけんとの進む道を作っていた。

きっとずっとSexy Zoneを信じていたんだと思う。だから全部背負って先頭を走ってくれてたんだと思う。確かにそろそろ、その努力と愛嬌とちょっとの強引さを、自分だけのために使っても良い頃なのかもしれない。

 

"グループでいたら自分が望む世界は見られないから切り捨てる"みたいな構図がどうしてもちらついてしまうけれど、もしかしてもしかしたらそんな可能性もゼロではないのかもしれないけど、わたしが見てきたけんとはそういう理由で決断する人だとは思えない。実際、けんとの言葉で語られる内容では、けんとの未来もグループの未来も「発展的」に進むための選択だと言っていた。ならばきっとそうなんだろう。だから苦しい。

わたしが見てきたけんとはいつも愛に溢れていて、真っ直ぐで、中途半端ではだめで、常に走り続けている。だけどちゃんとこちらを見ていてくれる。後ろは見ない。何かを諦めたりはしない。自分のことも、Sexy Zoneのことも。

 

そのけんとが、多くのファンが悲しむことが容易に予想できる「脱退」という道を選んだということに、ただならぬ強い決意を感じる。その意志の強さが好きだなと思う。ジレンマだよもう。

 

一人でやりたいなんて思いついてくれなければよかったのにね。でも一人でやりたいと決断するけんとのことが好きなんだよな。そして誰かに止められたらやめるような人じゃないから好きなんだよな。けんとが一人でやりたいと思いついてしまった時点で、もうこの道しかないんだよね。だけどそれって、もしかしたらそもそもアイドルになった時から描かれていたんじゃないか?それならわたしが好きになったけんとはずっと、これが織り込まれたけんとなんだよね。

 

けんとを好きになったら、Sexy Zoneのほかのメンバーのことも大好きになって、Sexy Zoneの音楽も、ライブも大好きになった。この人たちが見せてくれる景色をずっと見ていたいと思った。

ふまけん。どうしても言わずにいられない。ふまけん。ふまけんは、もう、背中合わせのシンメではなくなってしまうのですか。

ふまけんが二人横並びで花道を歩くとき、そこが世界の中心だった。二人にしかわからないことがありすぎた。二人がいるから、なんかスゲ〜ことできちゃうんじゃないの!?って思ってた。こっちにけんとがいるなら、あっちに菊池がいるでしょ。そういうもんだと思ってた。

ずっと背中支え合っててよ。二人とも面倒臭い人間同士なんだから、野放しにしないでよ。誰が面倒見るのよ。誰が本心に気付いてあげられるのよ。

3人が最終的にけんとを止められないのなんて当たり前だよ。わかる。その3人をなぜ責められようか。かといって、決断したけんとのこともなぜ責められようか。誰も悪くない。

 

けんとは生き様がアイドルなので、アイドルを続けるという発言に嘘はないんだろう。でもソロのアイドルとグループのアイドルは全然違うよ。自分の意とは別のところから発生するものを、自分の内に入れて発揮するところが見たいよ(エミリーとかね!)。グループでだけ見せる顔もまだまだ見足りないよ。ちょっとおてんばなところとかさ。もっともっと見せてよ。いろんな顔見せてよ。

 

ヤダヤダヤダヤダ!ずっとヤダヤダ言っていたい!だっていやだもん。Sexy Zoneが別々の道に行くの、いやだもん。マリは別々の道だけど並んで同じ方向を向いてるじゃん。ベクトルが。けんとは多分、ほんの少し違うところを見てる。

でも別にそこ、往復すればいいじゃん。けんとのエネルギーなら往復できるよ。どっちもフルスロットルでいけるよ。他のセクシーもそれを拒んだりなんかしないよ。だから一緒にいてよ。ずっと一緒に上目指してよ。ソロでもグループでもてっぺんとってよ。

 

多分あと数ヶ月もしたらある程度答え合わせができて、あ〜〜〜それならその選択をするしかないよね、、ってなるんだと思う。何かしら自分で納得する理由を見つけるんだと思う。でも今はまだ無理だよ〜〜〜〜〜全然無理だよ、応援する気持ちがないんじゃなくて、受け入れる心の余裕がないんだよ。

 

グループ名を変えようと決めたのが先なのか、脱退が決まったのが先なのかはわからないけど、けんとが新しい道に進むと同時に、3人も新しい道に進む。Sexy Zoneという名前とSexy Zoneを愛している人だけが、なんだか過去に残されていく感じがする。過去になっちゃうのかあ。そうなんだよな。寂しいな。寂しいよ。

Sexy Zoneの名前が変わるのって、けんとの脱退の話が出るまでは単に名前が変わるだけだと思っていたから、こんなに大きな意味を孕んでいるなんて想像もつかなかったよ。Sexy ZoneSexy Zoneって名前じゃなくなっても、中身は何も変わらないから同じように愛していくだけだと思っていた。でも中身、変わるじゃん。完全に新しいグループが始まるんじゃん。だったらもっとSexy Zoneって名前を慈しんでおくんだったよ。確かに今思えば、Sexy Zoneの思い入れが少し過剰に感じたよね。そういう違和感をスルーしちゃいけなかったな。

ライブに行ったらSexy Zoneがもっともっと好きになりました。今はまだ10年の中のたった2年しか知らないけれど、20周年のときには12年応援している計算になる。そうしてどんどん、一緒に歩んできた時間の割合を増やしていけたらいいなと思う。

初めてライブにいったときのブログ記事。今わたしは12年の中の4年を知っているところ。ここで「Sexy Zone」の歴史は終わる。

20周年か。8年後。正直、今は全く見えないや。明日の気持ちも読めないもん。こんな気持ちになる日が来るなんて思わなかった。ずっと変わらず一緒に歩んでいけるんだと思っていた。永遠なんてないって、推しは推せる時に推せって、前に某女子アイドルを好きになったときによく知っていたはずなのに、永遠に続くかのような気持ちになっちゃってた。そういう魔法をSexy Zoneは使ってくれてたようにも思う。

 

けんとも菊池もしょーりも聡ちゃんもマリも、みんなみんな心の底から応援してる。5人が望む景色を見れたらいいなって思う。

それと受け容れることはやっぱり別なんだよな。わたしにとっては。もう決まっていることだから何を言っても変わらないし、文句を言うつもりでもないんだけど、地団駄踏ませてよ。

 

時間薬なんだろうな。もう少し時間をください。