I can't stop loving you !!

うるうるなその笑顔 見つめちゃうのさ

POP×STEP!?TOUR 2020振り返り④

 POP×STEP!?TOUR 2020のことをセットリスト順に思い出しながら書いています。覚書です。誤りがあればご指摘いただけたますと幸いです。

ようやく最後の投稿です。もう2週間も経つなんて信じられる Mother?!

 

終演によせて

①OP〜Sexy学園Zone

②ソロ〜MC 

③NOT FOUND〜ダヴィンチ(ほぼ赤衣装の|★ ★|の話)

 

M25.2020 Come on to Tokyo

キタキタ〜〜〜見てる人全員来ると思ってた曲!っていうか今回逃したらもう二度と披露されないかもしれない曲。曲調も歌詞も華やかさも素人のわたしが考える「ジャニーズ〜〜〜!」で大変楽しい。2020年、華々しくTOKYOでオリンピックが開催される並行世界を見ているようだった。

カメラに文字書く演出は、スポーツ選手オマージュなのかな。オリンピックイヤーだもんね。反転してもお顔が崩れて見えないのは、全員ほぼ左右対称顔ということなので、せくし〜が美人の集まりであることの証左がまたひとつ増えました。

 

M26.勇気100%

健人くんのコールでこの曲!マリちゃんが「水着Jr.カモン!!!」と叫んでからの数分、何が起きたのかよくわかりませんでした。いや今もあんまり整理できていません。なんか、外の世界から見られたらヤバそ〜だけどここはジャニーズのステージだから、、、いい、のか…?2020年、予定通りオリンピックが開催される並行世界を考えると、日本のエンタメにおける一歴史として刻まねばならない演出だった、のかな……

一見ほぼGLAYチョップなんですけど、リズム感のないグレヲタにはすごく難しい振り付けなんですよ。 が手を前に出す振りの部分だとすると、

ジャニーズ
そうさーひゃくパーセントゆーうきー

GLAYチョップ
そうさーひゃくパーセントゆーうきー

(o´ω`o)「逆!」なのよ…

骨の髄までGLAYチョップが染み込んだ人間、どうしたって裏拍になってしまう……"咲きヽ(*´∀`)ノ"と同じタイミングだなと気付いたのは終演後でした。次の時は全力で咲くぜ。

 

M27.それでいいよ

水着Jr.がいなくなり、4人がそれぞれ今の思いを伝えてくれたあとにこの曲。4人が自分の言葉で伝えてくれたあとに、その気持ちを乗せて歌う「それでいいよ」はわたしたちに向けられていたし、自分たちに向けてもいたんだろうと思う。

やっぱり一番ぐっときたのはオーラス、マリちゃんの涙。聡ちゃんがいない間、誰よりも彼の不在を強く感じていただろうし、どうにかどうにか大きく振る舞って彼の隙間を埋めていたんだろうなって。その時間に成長したマリちゃんをこの公演でもたくさん見せてくれたけど、18〜20歳のマリちゃんが背負ったものと得たもの、得なくてはならなかったものの重さを感じた。

アウトロでエンドロール。Sexy Zone、のあとに5人の名前が並んでいた。去年の11月から、レコーディングや打ち合わせが始まっていたんだね。足掛け一年、長い長い一年だったろうと思います。熱意を保ち続けてくれてありがとう。どうなるかの見通しが立たない日々の中でも、素敵なステージを作り上げるために、ずっとずっと準備を続けてくれて本当にありがとう。

 

E1.RUN

アンコール!5人のRUN!4人のRUNも彼らが必死で戦った証だから大好きなんだけど、5人のRUNはまた違う曲として大好きです。

ラスサビ前、バクステからメンカラの花道が伸びていく様が美しい。「止まらないで 止まらないでよ 僕らはまだ始まったばかりさ」でセンステにいる健人くんのところにみんな集まっていく。5人には5様の道があって、それがSexy Zoneという1本の道になっている。彼らが自分で選び進んできた道。この物語の描き方と重ね方が、Sexy Zoneらしいなと思った。オーラスでそこから5人肩を組んでメンステに向かって行ったのはもう、おいおい泣きましたね……

 

あ〜〜〜終わっちゃった、終わっちゃったヨ………………と思ってたら、ライブ終わりのSexyアドレナリンどばどばZoneさんが出てきましてね、、、マイク外すのかっこよすぎないか?

アフタートークというもの、初めてだったんですが温度感がよかった。ステージとオフの狭間。ちょっとだけ普段のせくし〜達を見れたかのような気分。今の雰囲気の良さが伝わってくる。

初回はトレンド気にしティ、2日目昼は…何してたっけ…2日目夜はしょーりくん誕生日でプレゼント話とケーキ食、3日目昼にティが「カメラ多かった」って言ってたね!?わたしもそう思ったよ!ROTのクルーかな?円盤だといいナ…!3日目夜、オーラス後でかなりじっくり感想を言い合う雰囲気の中、突如として中島健人主催ハロウィン!マリママがバゲットかち割る話!めっちゃSexy Zoneっぽいね、真面目さと斜め上の加減がSexy Zoneっぽいよ!

アフタートーク、5人まるっと愛おしい気持ちになる幸せな時間でした。

 

 

Sexy Zone POP×STEP!?TOUR 2020は以上で終演です。

愛のこもった構想で、「今できる最大限」という縮こまった印象はなく、最高のエンターテインメントを感じさせてくれる非常に楽しいツアーでした。なにより、POP×STEP!?TOUR 2020という素晴らしいツアーがたち消えることなくこの世に存在してくれたことに感謝です。

ライブ後に思い返してみて初めて、「そういえばあの曲も聴きたかったな」と思うものが数曲あったけれど、全体の完璧な流れを考えたときにこの選曲しかないよなと納得する。というかライブ中は「あの曲まだかな」とか考える余地がないほど楽しかったからこれが正解。

Sexy Zoneのライブって、MCでメンバーの衣装が(前後の曲で)混ざっていたり、「着替えてきまーす」でハケたりしない"ライブ構成の巧さ"があると思う。MCのときもライブが途切れず続いている。小節と小節の間も抜け目がないというか、全部流れるように繋がっているから見ていて気持ちがいい。「あ、ここで場面転換ね」みたいな、途中でこちらの意識が"現実"に向かって冷めちゃう間がない。会場の規模感、メンバーの人数、演出内容でそれができない・やらないグループ、公演があるんだとは思うから、絶対的にこれが良い!というわけではないけれど、個人的に好きなポイントです。

彼らに直接声を届けることはできなかったけれも、愛は伝わっているんだと信じられるライブだったなあと思う。

 

約一年想い続けたPOP×STEP!?TOURともお別れの頃のようです。

お別れだけれど、10年・20年経って「2020年、ヤバかったよね」って世間話をするときにも、わたしは間違いなくPOP×STEP!?TOURのことを思い出す。そのときに、この日々を少しだけ愛おしく思える未来であればいいなと思う。早く事態が落ち着いて、彼らが作りたいステージを、思うままに作れる日がきますように。

 

長々とお付き合いいただきありがとうございました!

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POP×STEP!?TOUR 2020振り返り③

POP×STEP!?TOUR 2020のことをセットリスト順に思い出しながら書いています。覚書です。誤りがあればご指摘いただけたますと幸いです。

今回で終わらせるつもりで書いていましたが全然だめでした!次回で終わります。

 

①OP〜Sexy学園Zone

②ソロ〜MC

 

M15.NOT FOUND

POP×STEP!?TOURが予定通り開催されていたら聴けなかった曲。聡ちゃんが復帰して、5人で再び進みだした今だから聴けた曲。表面だけ聴くとオシャレなんだけど、歌詞やダンスに触れると思いの強さに心打たれる。発売前にこんなに見られるとは、非常に幸せなことです。

毎度不思議なのは、あのとっ散らかったMCからどうやって切り替えてパフォーマンスしてるんでしょうか?30日の夜公演なんて勝利くん、誕プレのコート着たまま(健人くんが「勝利かわいい!」連呼してたね)、パフォーマンスしてたぞ…?本人も笑わないし他4人も普通にかっこよく歌って踊れるのはなぜ…?健人くんは心の中で指パッチンしてそうだなとは思う。

 

M16.17.Jr.パフォーマンス

すみません……ジャニーズ初心者なので「うおー!ジャニーズだ〜〜〜!」しか出てきません。ジャニーズJr.のパフォーマンスってこんな感じなのね!っていう。

わかんないけど、全然わかんないけど、これ、配信じゃなくても入ってたのかな…?
Sexy Zoneのファンクラブ会員じゃないJr.のファンの方々も視聴しやすい
・披露する舞台が失われた子たちやそのファンにとって少しの救いになる
っていう考えがあって組み込んだのかなあ、などと思ってしまいました。もちろんこれはJr.の子たちの顔を売り込むボランティアとかじゃなく興行なので、ある程度これ狙いの購入者も読んだのかもしれない。

でも、このあとトニトニ〜勇気100%の流れがくる序章だと捉えたら、配信だとか関係なく舞台の構成の流れとして入っていても全然おかしくないんだよね。

真相は不明ですが、豪華な転換タイムでした。

 

M18.星の雨

センステに雨が降る。先にお伝えしますと、ここから4曲、5回も見たはずなのにほぼ記憶がありません。悔しい。

全員真紅の衣装。菊池さんは背中にフリルがついたジャケット、胸元ガラ空き、ゴツめのシルバーアクセ。勝利くんはリボンタイ(印象強すぎてこれしか覚えてない)。マリちゃんはベルベット調のジャケット、ハイネック、ベルボトム。健人くんはノースリーブのスケスケインナーにハーネス。ノースリーブのスケスケインナーにハーネス。ノースリーブのスケスケインナーにハーネス。大事なことなので3回書いておきます。ジャケットも羽織ってました。グラミー賞2020、Lil Nas X氏のお召し物をご想像いただければと思います。

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健人くんの、ノースリーブの!スケスケインナーと!ハーネスが!!!わたしの記憶を全て奪った!ちらちら見えるんですよ、|★ ★|、ちらちらと、幻想的な水のカーテンの奥で歌う中島さんの|★ ★|がね……そればっかり見てしまってね…この衣装のすごいところは、「まあ、中島健人だしな」と思えてしまうところです。どう考えてもおかしいのに。2日目夜くらいから黒の細いチョーカーも追加されましたね。生まれ変わったら健人くんの首に巻きつくあの細くて黒い紐になりたいです。

 

M19.One Ability

引き続き中島さんの|★ ★|です。センステ回ってた?気がする。

この曲、初めて聴いたときからずっと小室ミュージックっぽいなと思っているので、動くセンステで歌うのはすごくしっくりきた。でも|★ ★|は想定外だよ。こんな美しい曲を聴きながらわたしはずっと何を目で追っていたんだ……

 

M20.Spark Light

まだ続く中島さんの|★ ★|。

逆光と火花、さらにそこに水のカーテンだったので、配信だから顔までよく見えるけど生だったら席によっては見づらかったりしたのかな。

けんしょりが美しかったのと、菊池さんがかっこよかった覚えがある。でもどのタイミングだったかも全然思い出せない。人間は|★ ★|の前にあまりにも無力。

 

M21.MELODY

照明が明るくなって、Jr.の子たちも出てきて、ピースフルな感じ!なのに中島さんは|★ ★|見えてる!|★ ★|見えてる状態でJr.の子たちに肩を…組むな……教育上よろしくない気がするから……教育以外の場面ではオールオッケーですありがとうございますごちそうさまです。

星の雨〜Spark Lightで、毎回少しずつ健人くんの|★ ★|に慣れてから明るくなったから、一応かろうじてMELODYを楽しめたけど、生の現場だったら衣装よく確認できないうちに明るくなって|★ ★|の衝撃に耐えられず、この曲何も覚えてねえ……って事態になりかねなかった。

一応ね、|★ ★|そのものに興奮を覚えるわけではないということを主張しておきます。|★ ★|をチラ見せするこの衣装にOKした健人くんのヘキと、ファンが湧くと思って|★ ★|をチラ見せしてくる健人くんに興奮してるんですよ……何が違うのか微妙ですけど。

最後の「la la la...」のとこで毎回、雛壇に座って健人くんが合いの手?を入れていて、そういう即興ができる柔軟さを好きになったんだった、と初心に返った思いがしました。取ってつけたような感想だな。

 

M22.禁断の果実

サイレンが鳴り、幕が下りてシルエット生着替え!みんなぎゃーぎゃーうるさくてかわいい!間に合わねえとか言ってる!間に合ってないこともあったね?3日目昼の(o'ω'o)「今日の下着の色バレんのよ」が好きです。あみあみじゃないの?

夜露死苦〜〜〜!」で登場。スカジャン型の特攻服!ヒィィわかってるゥ!刺繍された文字は読み取れなかったんですが、レポを読み漁ったところ4人ともぴったりの内容が書かれていたようです。

ミニバイクに乗って会場中を走り回る4人。凄んで見せるんだけど、品の良さが出ちゃうね。3日目昼(o'ω'o)「このバイクは盗んだものじゃねえ!用意してもらったものだ!」、そうだね、うんうん、かわいいね……

ずっと「俺はジゴロ」を、どんな衣装で歌うのか、それだけを考え続けていたんです。どんなイケイケのジゴロ衣装なのか。それで蓋を開けたらこれですよ、特攻服!それは想像つかないわ!凡人が稚拙な想像をしてごめんな……

 

M23.カラクリだらけのテンダネス

特攻服のままバクステでカラテン。あっ、そのままなんだ?と思った自分を数秒後に恥じることになる。イントロの2フレーズ目で特攻服の裾を翻す中島健人を目の当たりにしたら、もう"これが正解"としか思えませんでした。

ドロ刑の主題歌とMVから"刑事"とか、PAGESから"怪盗"とかの印象が強かったけれど、族のニイちゃんという新解釈が面白かった。全然齟齬ないじゃん。バイクに乗って「今宵も消え」ていくんだと考えたら、かっこよすぎる。ホットロードですか?マリンブルーの風に抱かれてですか?

 

M24.ダヴィンチ

6月のJWHLwYで唯一先行披露のあったデニム×花柄×ピンク衣装!この曲でこの衣装は意外でした。みんな動いて歌ってて、あーーー終盤なんだなーーーってちょっと寂しくなった。

モナリザとツーショでも撮ろうか」は毎回けんしょりでした。なるほど。

3日目の昼の(o'ω'o)「センキューダヴィンチ!」は意味よくわからなかったんですが、健人くんが言うんだからセンキューダヴィンチです。

 

 

このあとは噂のJr.滝行コーナーですが、次回に続きます。

 

POP×STEP!?TOUR 2020振り返り②

POP×STEP!?TOUR 2020のことをセットリスト順に思い出しながら書いています。覚書です。誤りがあればご指摘いただけますと幸いです。

 

初回の記事はこちら

 

M8.SHE IS...LOVE

ソロコーナー始まりのSE、監修・中島健人だということがオーラスで判明して納得しました。ソロ曲の内容が端的に表現されながらパフォーマンスへの楽しみが倍増するし、メンバーの表情の魅せ方がうまい。そして超おしゃれ。

SILは"プリマヴェーラ"、春の妖精が軽やかに舞うんですよ。羽が生えているかのように。後ろに春の妖精Jr.を携えて、世界を春に変えていくんだなあ…キラキラが舞う花道を進む様子は春を届けに来た妖精のようでした。カウントズレでJr.に伝達?されていくところ、サマハニみたいでテンションあがっちゃった。春が少しずつ広がっていくみたいで幸せな気持ちになった。

あとは"アイドル・ケンティー"のソロなので、毎回目が合いまくりでドキッとしました。コン!って音が鳴るところ(君には嫉妬しかない、の前)でバチッと目が合うのが一番好きです。こちらこそ言わせてくれ、「How beautiful you are...」

わたし、健人くんに愛されてるんだなあって思わせてくれる。健人くんのあたたかくて柔らかい表情が、全部包み込んでくれる感じがする。

 

M9.all this time

毎回オープニングとはヘアスタイルを変えてきてくれて、それも楽しみだった。黒地に金刺繍のセットアップとマリウスカラー(金?水色?シルバー?)が気品に満ち満ちてるのよ……

あの額縁は固定概念とか制約とかの「枠」なのかな。少年がふたり踊っていたのは聡マリなんだろうか。枠の中で踊っていたふたりが枠から出て羽ばたいていく。ここから日本語詞。階段に置かれていたマリウス人形を抱え壇上の箱へ。マリウス人形が歩き出す。勝利くん、ふまけん、最後に「みんな違っていい」で聡ちゃんを模した人形を立てていって、箱にSexy Zoneデビュー時の幕が……………(号泣)

家族の歌、なんですよ。どう読んでも家族の歌で。でもその家族っていうのが、Sexy Zoneを指していたんだなあってことを、初めてここで、マリちゃんが明かしてくれた。

そして、この演出はきっと聡ちゃんが復帰する前から考えていたものだろうから、、、マリちゃんがどんな思いで、どれだけのものを背負って、特にこの1年9ヶ月の日々を過ごしてきたのかが流れ込んできた。18-20歳の彼にとっての1年9ヶ月、必死で踏ん張って、大きく大きく、踊っていたんだろうな。

 

M9.Show must go on

マリちゃんが箱に赤い布を掛け、めくったところから白タキシードの勝利くんが登場!5公演見たけど全然カラクリ分からなかった。かっこいい!

胸に刺した薔薇を手放すとステッキが降ってくる…んだけど、初日とオーラスは失敗。佐藤勝利がすごいのは、ここで失敗と悟らせないリカバリー力。「ジャニーズ〜〜〜!!!」です。相当の場数を踏んできた人だけができること。まさにShow must go on。とは言えこれを美談にするのは彼に失礼だと思うので、やっぱり2・3・4公演目でキャッチに成功して踊り出す姿がかっこよかったという話を書いておきます。

白タキシードに身を包み、ステッキを持つ佐藤勝利、、、横アリは帝劇でした。まあどっちも行ったことないんですけど。黒タキシードのJr.を携えて踊る佐藤勝利、「yeah,破門」でJr.を飛ばす佐藤勝利、ゼログラヴィティの佐藤勝利、ステッキでJr.を操る佐藤勝利、、、

ゼログラヴィティ、序盤は正面カメラだったのが3日目昼?から横カメラに変わっていて、きっと終演後に反省や要望出しをして、より良くなるよう改善してくれてるんだってことを目の当たりにした。Sexy Zoneは「社会人10年目」なんだなあって、わたしもそんなデキる社会人になりたいものです(社会人8年目の誓い)。

 

M10.HAPPY END

ききききくち、わるい男!!!!!最初アカペラとかずるい!!!かっこいいわ!

前半は浮気相手の黒い女性との逢瀬、バーでウイスキーをひっかけ、後半は彼女である白い女性が待つ家に帰る……この曲の男が思うHAPPY ENDは彼女の口を塞いで、自分の気持ちを塞いで終えることだったのか…………

4人のソロの中で一番、生で見るのと配信とで印象が違うんだろうなと思った。エフェクトがかかった映像、カメラワーク、"たゆたう"という表現が最も似合うと思う。悪い夢でも見ている感じ。

肩幅広めピンストライプのゆったりとしたスーツがバブリーで、個人的にはこの感じで「俺はジゴロ」が聴きたかったナ……

 

M12.make me bright

4人それぞれのレーザー演出から、横並びでレーザーの光をハープのように弾きイントロを奏でて始まる。PAGESと全然違うアプローチで、演出が違うだけでこんなに印象が違うんだと驚きました。ポプステのmmbは青と白の光がこれでもかってほどステージに向かって降り注いでいて、衣装も黒地に総ラインストーン、ウエストにはTOGAっぽい3連ベルトっていうカッチリ目の出立。これは「Sexy Zoneが歌う、Sexy Zoneが主役の、make me bright」だった。Sexy Zone、光に包まれるのがあまりにも似合う。

 

M13.Blessed

mmbで最後の一筋の光が、画面に「Blessed」の文字を描く。お、おしゃれ……

操り人形のようなダンスは冒頭の「何処か空っぽです」を表していたのかな。動きが変わっていって、終盤はカメラにいい顔を見せてくれるようになる。これは「昨日より今日を好きと思えた」からなのかなあ。すごく歌詞に忠実に繊細に表現している印象でした。

mmb〜Blessedの2曲は、配信を見ていて思わず「生で見たい〜〜〜!」と唸ってしまった。いやまあ他の曲も生で見たいんですけど、特に。mmbで4人が光の中に浮かぶ様子とか、ABメロで踊る3人がCGのように見えるライティングとか、Blessedでランウェイの如くセンステ〜バクステに進む様とか、間奏でクラブ化する健マリと揺れ動く黄色い照明とか、全体的に光量がものすごかった。画面じゃこの光量は伝わりきらないんだよ……悔しいな。

 

M14.セクベア〜Sexy Choice

1日目 バィバィDuバィ〜See you again〜
2日目昼 King&Queen&Joker
2日目夜 勝利の日まで
3日目昼 カラフルEyes
3日目夜 ぎゅっと

大方の想像どおりの選曲だったと思います。初日に聡ちゃんが出てきてタイトルコールしたとき、初めてDuバィの名を聞いて泣きましたわ。。。

聡ちゃんが出てきて、いきなりみんなの表情が柔らかくなるのが良かったな〜〜〜!ここまで和→学園コメディ→ソロ→光、で設定固めた演出が続いていたのが、フリーっぽくなるのも良かった!

バィバィDuバィ〜See you again〜

聡ちゃんのソロでスタート!かわいい……せくし〜ツムツムもかわいい……花道のカメラに5人がぎゅぎゅぎゅっと集まって映ってるのいいね、Sexy 密 Zone大好きよ。。。

JWHLwYでも思ったんだけど、花道にカメラが入っていくのって、配信ならではで楽しい。一緒にステージにいるような感覚になる。

King&Queen&Joker

ハロウィンシーズンだからね!似合うよね!

聡ちゃんが前日にやったせくし〜ツムツムをやろうとしたのに、だれも乗ってきてくれなくて(。^∪^)「えっ!??」ってなってるの可愛かった。。。のはキンクイで合ってますか…?

勝利の日まで

勝利くんお誕生日おめでとうございます!この日に歌うのにこんなに相応しい歌はない!自分の名前が入った自分達の曲を、自分の誕生日に歌える人間なんて佐藤勝利くらいしかいません。

カラフルEyes

また5人で活動できるようになって歌うカラアイ。やっぱり5人がいいよね。Sexy Zoneは5人のバランスがすごく絶妙で、この繊細な均衡が愛おしいです。

ちなみにChaChaChaもBlessedも踊れないわたしですが、カラアイは踊れます!ありがてえ!

ぎゅっと

最後にみんなで言う「ぎゅっと〜〜〜!」が、もうめちゃくちゃ良かったです。画面の前でボロ泣きしながら一緒に「ぎゅっと〜〜〜!」言ったらもうね、なんか全部大丈夫だなって気持ちになった。あっ大丈夫だなって思った。

 

 

このあとMCが続くんですが、記憶が断片的すぎて、、、聡ちゃんの感想に毎回頷くばかりだったのと、中島かフワかなのと、富士山の仮装と、ITやらないマリちゃんと、勝利くんのコートは聡ちゃんセレクトなのと、Sexy 幼稚園 Zoneと、盆茶の舌ぺろふまけんと、覚えてるのはそれくらい……

どの回もみんな柔らかくて、楽しそうで、穏やかで、でも相変わらずみんなブッ飛んでて、グループの雰囲気の良さが画面を通して伝わってきたよ。

 

 

第2回はここまで。日に日に薄れゆく記憶を手繰り寄せるのが困難になってきましたが、また今度続きを書きます。

POP×STEP!?TOUR 2020振り返り①

POP×STEP!?TOUR 2020のことをセットリスト順に思い出しながら書いていこうと思います。覚書です。メモはとっていないので自分の断片的なツイートと当てにならない記憶が頼り。誤りがあればご指摘いただけますと幸いです。

 

「配信ライブ」というものについての感情はひとつ前の記事に綴ったので、お時間のある方は是非。 

 

M0.overture

POP×STEP!?TOURで見せたい世界観を、この数分の映像で完全に示していた。妖しくて美しい。

白狐の面・刀・煙管・扇・和傘・能面で「和」のテイストを打ち出しつつ、ネオンやミラーボールで「近未来」なのか「異世界」なのか異質な空気感を描く。さらにそこにマリちゃんの英語のアナウンスが入ることで一層異様な雰囲気が増す。

Sexy Zoneがやりたいことって、つまりそういうことなんだろうなと思った。ジャニーズや邦楽の伝統を土台に、アングラやサブカルやインディー的な要素なんかも取り入れつつ現代的に落とし込み、世界に魅せていく。このovertureは彼らの「存在証明」を叫んでいるのかもしれない。

 

M1.極東DANCE

overtureから地続きで始まるオープニングナンバー。和風でありながらジャニーズの正装ともとれる重厚な衣装、パンツはシルバー。健人くんのインナーは棒タイ?に着物風。ジャニーズに明るくないわたしはこういう、キラキラ!ギラギラ!羽!毛!装飾!布面積!みたいな衣装を見ると反射で「ジャニーズ!」と思ってしまう。この感覚が正しいかは分からないんですが。とにかく、お顔が良くなければ着こなせないお召し物です。

紙吹雪が降るというより大量に落ちてくる演出もジャニーズっぽいな〜〜〜と思った。こんなド派手な演出を1曲目に持ってくる"自信"が恐ろしい。終盤になっても飽きさせない自信があるってことでしょ。

ちなみに紙吹雪、Wi-Fiの敵。画質追いつけない。

 

M2.ROCK THA TOWN

こーーーの衣装で!歌う!RTT!腰を、振るなーーー!嘘、振ってくれーーー!けんと、そこに手を、添えてくれるな、、、

4人の煽りをちゃんとカメラが捉えてくれるから、直接ファンサを受けられるのがいい。健人くんの「Wi-Fi最高かーーーッ!?」は天才。うちは最高だったり最低だったりしましたが。オーラスの「思うまま楽しもう〜〜〜!」のアレンジが、めちゃめちゃかっこよかった。

 

M3.BON BON TONIGHT

祝セトリ入り!円形で傾斜のついたセンステで火柱の中踊るSexy Zone、、、ヤバい夜が始まる予感がする。予感は的中するんですよ。4人で乳をまさぐり合い始め(?)、解けたと思ったら「BON BON CHA BON BON CHA BON BON TONIGHT」に合わせてM字開脚で腰を、突き上げる………(???)オタクの妄想か?陽炎が見せた幻か??いやそれが現実なんですよね……しかもシルバーの、ピタピタのパンツ……もうここまでされると、エロいという感情ではない。エロいけど。みんな若干腰遣い(腰遣い)が違うのがあの〜〜〜、良かったです。。。

ご覧になっていない方はこの画像でご想像いただければ。

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M4.麒麟の子

直前にあのドエロをやって、このストイックなナンバーに切り替えられるのがすごい。

バクステに向かう花道でマリちゃんの顔がアップになったとき、後ろの青白い照明がどう見ても後光で、息を飲むしかできなかったです。強くて美しくて凛々しい。

バクステの床が炎のような映像で、広いバクステで4人が大きく踊っているところがカッッッコよかったです。配信だから床が綺麗に見えた、というか、配信だからこその演出だったのかもしれないな。3日目、昼かな?夜かな?鬣のところで菊池さんが一瞬ズレたのをすぐ修正したところを見て「ジャニーズ〜〜〜!」って思いました。

 

M5.BLUE MOMENT

学ランのJr.がアクロバット?をする中、桜の木の映像をバックに緑の学ランで登場。健人くん、短ランに柄開襟シャツ、丈短めスラックス。勝利くん、普通丈?の学ランのインナーに白パーカー。マリちゃん、普通丈?の学ランに白シャツ、正統派。菊池さん、学ランに白シャツ、黒タンクトップ、太スラックス。菊池さんが黒Tじゃなくタンクトップだと判明した話は後述。4人とも""解釈一致""ってとこがすごいね、いいよね。

Jr.と一緒に歌詞に沿って学生生活を謳歌していく4人。打ち上げ花火が上がった瞬間、映像に合わせて会場のLEDが花火のように広がる景色が美しかった。これも配信だから見られた景色だよなあと思う。でもわたしは、いつかライブ中に本物の花火を揚げるところが見たいなと思ってしまいました。見せてね。見ようね。

 

M6.まっすぐのススメ!

学ラン大正解〜〜〜ありがとうございます!マリちゃんの「教育実習生が来るってー!」「えー!?」で始まる。カクカク動く4人が超かわいい。健人くんがセクスィーゾーン抑えてたのはいつでしたっけ、2日目夜?

絶対に忘れられないのは2日目昼、「腐れ縁で幼馴染み 切っても切れないline」のふまけんですよ。

脱がせ合おうと、して、おられた……1日目はそんな感じじゃなかった、よね…?まあここで前段の、菊池さんがタンクトップだと判明するんですけど。以降の回は小突き合い程度で終わった気がします。マジあれ何があった?2日目夜のアフタートークで、健人くんがツイート読み出したのもこの件の【速報】でしたね。

この曲、全体的に演出が可愛くて大好きです。教育実習生を追いかけて追いかけて、「花束持ってひざまずき」、「はいっ!て挙手で恋人志願」するSexy 学ラン Zone、可愛いよ、可愛い。前回も書いたけれど、教育実習生の目線カメラが素晴らしい。

 

M7.Ladyダイヤモンド

脱トロッコおめでとう!

ハロウィンで「俺がお菓子をあげる!」って言うティ可愛かったね……他の公演でも、4人でわちゃわちゃ「俺が!」「いや僕が!」って言い合うの可愛かった!

「春来いと〜」で勝利くんの特大習字、「Touch me 風のように」でピンクエプロンの菊池さんと特大お弁当箱、「Kiss me 花のように」で毛皮健人くんと特大花束、「Hold me 星のように」でくま耳マリちゃんと特大くまのぬいぐるみ、、、からの、実習生の指輪キラーン💍✨、やけ食い!心臓マッサージ!花束抱きしめ!パネル割り!のSexy 失恋 Zone、たまらんよ、かわいいよ〜〜〜!

「キラキラ"ラ"」だけ頬に手添えてぶりっこポーズする中島健人、罪な男。好きです。

まっすぐ〜Ladyは特に、歌いながらコミカルな表情・演技も完璧な4人を見て、アイドルってかっこいいなと思った。俳優でもアーティストでもなく、アイドルだからできることで、それをやりきる4人がすごくかっこよかった。

学ランコーナーはちょっとハズしというか、遊び心含めたコーナーなんだろうけど、流れが完璧でした。最初にBLUE MOMENTがあったことで自然に世界に導入されていた。そういうところ、巧いよなあ。

 

 

さて、なんだかすごく長くなってきたのでここで一旦切ります。続きは次の記事、の予定。

 

 

意思表明

Sexy Zoneを好きになって3枚目のシングルが発売される。『NOT FOUND』、めちゃめちゃかっこいい。アートワークも、カップリングも超かっこいい。かっこいいしか語彙がないのかわたしは。5人がひとつ違うステージに上がったことが素人目にもわかる。し、今の5人が気持ちのよい空気感でいることもわかる。今のSexy Zoneを見逃したら、この先わたしは絶対に後悔する。初回A、初回B、通常、どれに入っている内容も自分の手の届くところに置いておきたいし、彼らを応援する気持ちを端的に伝えたいから、わたしはCDを買う。

 

前作『RUN』が発売されて少し経ったとき、頭に浮かんでは消し、浮かんでは消しを繰り返して、それでも燻ってしまうあれこれを吐き出した下書きを、清書して上げようと思う。これはわたしの意思表明で、誰かに強いるものでも押し付けるものでもなく、指標として残しておきたいだけのもの。

これを読んで不快な気持ちになる人も絶対にいると思う。不穏に感じた方はどうか読み進めないでいただきたい。

 

言葉遣いもセクシーでありたい

各店舗の在庫を空にすることに、なぜ"〜の乱"とか、"○○陥落"という物騒な言葉を使うのだろう。もっとハッピーでセクシーでピースフルな、"〜の宴"とかじゃだめなんだろうか?もしくは普通に"○○在庫完売"でいいじゃない。

出来る限り自衛はしているものの、完全に回避できるわけはなく、たまに出会してしまう。その度に少し悲しくなって、もったいない気持ちになる。この一例によらず、素敵な人たちを応援するのに相応しい言葉遣いを、わたしも心掛けていきたいと思う。

 

サスティナブル、を考える

CDを手にしたときのときめきは唯一無二のものだと思う。ネットで何度も見たジャケット写真の現物が、自分の手元に届く。そこには確かな重さがある。透明なフィルムの端をピーーーっと切り取り、丁寧にケースを取り出す。ぴかぴかのCDケースを開く。今回の盤面はこんな感じか〜!と眺めてから、そっと歌詞カードを取り出し、開く。そこに写るSexy Zoneは、このCDを買った人しか見ることのできないSexy Zoneだ。そしてCDをそっとプレーヤーに移し再生する。曲間で次の曲までの呼吸を整える………この一見無駄だと思われてしまいそうな時間こそが"贅沢"というものだろう。

この"贅沢"を愛しているから、本当に好きなアーティストの作品はCDで手に入れたいと思う。誰かの手に渡った全てのCDが"贅沢"を提供する役割を担っているなら、案じていることは杞憂でしかない。

今のところ「CDを買う」という方法でしか、彼らの作品を手に入れることはできないし、彼らに数字を贈ることもできない。大きな数字を贈ろうと思ったら、現状では「たくさんCDを買う」しか方法はない。

My Sexy ストローで飲み物を飲みながら、行く末の分からぬCDを大量に購入する、のは、些か矛盾した行為のような気がする。サスティナブルという言葉への親和性が高いアイドルを応援するために、相反した行動が望まれてしまう。

地球環境のことだけを考えれば、配信やサブスクの方が(サーバー維持に使うエネルギーを考慮しなければ)CDよりも優しいだろう。でもそこへ踏み込むことを躊躇する事務所側の意向は分からなくもないし、CDを再生する"贅沢"な時間を楽しみたい気持ちもあるから完全移行はちょっと寂しい。

まあこんなことは我々の考えることではなく、大人がうまいこと、きれいにまとめてくれるんでしょ…?

 

コロナ禍でCDを買うということ

Sexy Zoneはツアーを配信に変更してわたし達を守ってくれた。どうやら健康でいないと、愛してもらうことは難しいらしい。

この情勢下で、複数人で集まり何度もレジを行き来し購入している光景は、果たして美徳なのだろうか。彼らの熱意に応えたい気持ち・数字を出したい気持ちとこの情勢、あまりにも矛盾してしまうね。

 

 

色々書いちゃったな、きっとこれを読んでリムるひともブロックするひともいると思う。別々のところから、それぞれの方法で彼らを応援して、またいつかどこかでお会いしましょう。

偏屈なわたしの当てのないぼやきをここまで読んでくださった方へ、最大級のSexy Thank youを。

 

POP×STEP!?TOUR 2020 終演によせて

去年のクリスマス、Sexy Zoneから贈られた「ツアー決定」のプレゼントを、約10ヶ月を経てようやく受け取ることができた。

彼らは決断の連続だっただろう。その中で緊張の糸を弛ませることなく、日々リハを重ね構成を練り直し、大学の講義をWebで受けたり、土鍋でご飯を炊いたり、「警察官になりたいんだ!」と叫んだり、水着が溶けたりしながら、いつになるか分からない"本番"へ準備を重ねてくれていた。

 

全公演中止と無観客ライブの配信が知らされたのは8月末のことだった。ようやく、初めてSexy Zoneに会えると思い日々を重ねてきたところへの報せに、感情のやり場が分からなくてひとりひっそりと泣いた。と同時に安堵した。もう開催されるか・されないか、参加すべきか・否かを考える必要がなくなったから。

配信になったことで"5人のSexy Zone"が見られるのでは…?と期待が沸々と湧き出した。「RUN」でのTHE MUSIC DAY出演、「NOT FOUND」の発売決定の知らせを経て、SO GOOD DAYで聡ちゃんの出演が確実になった。

POP×STEP!?TOURが、5人のツアーになる!菊池さんがMCの中で「巡り合わせ」と表現されていたとおり、この状況下だったから、この形で復帰ができて、ツアーに参加できたのだと思う。個人的にも、本来であれば地元公演しか入られない予定だったツアーが配信になったことで、全ステすることができた。全部が悪い方向に向かうわけじゃないってこと、Sexy Zoneが教えてくれた気がする。

 

10月29日にPOP×STEP!?TOURが始まってからの3日間は夢のようだった。会場入りした時に目前に広がる異世界の景色、鮮烈なOP映像と奇妙な能面、10ヶ月開催を待ち続けたツアーがそこにあった。

本来なら一緒に楽しむことができなかった人たちと、Sexy Zoneがくれた#で繋がりながら同じ時間と思いを共有することができたことは正直思っていたよりもずっと楽しい経験だった。開場されて開演を待つまでの高揚感は普段のライブと変わりがなくて、そういう時間も含めて"ライブ"だよなと感じたりなんかした。

元々は聡ちゃんが戻る前に開催されるはずだったツアー、4人が「聡ちゃん」の名前は出さずにいながらもSexy Zoneは5人なんだってことが至るところに鏤められていた。各所で復帰後の話を聞いたあとだから、"ファンの想像"ではなく"彼らの実際の意思"として込められた思いを感じ取ることができて、胸の奥がぎゅっとなった。聡ちゃん復帰前に普通に参戦していたら上澄みしか感じ取れなかったかもしれない。配信になって「よかった」なんて思うわけじゃないけどね。

 

パフォーマンスと演出も、終始、配信であることを意識されていたと思う。

麒麟の子でバクステ床に映し出される炎の上で4人が大きく舞う姿は、上部から撮ることで美しさが最大限に発揮されていた。

BLUE MOMENTで打ち上げ花火の光がステージ側から広がっていく様は、ペンライトが光る中では見られない光景だったと思うし、まっすぐのススメ!の教育実習生の目線カメラは配信だからできたように思う。客席から見たらメンバー全員が教育実習生の方に向いているわけで、普段ならちょっと寂しく感じそうだけれど、配信だから我々は"花束持ってひざまず"かれる側になれるんですよ……最高………

それからHAPPY ENDのたゆたう雰囲気、エフェクト、衣装も相まって90年代のカラオケ映像を思い出してしまうのだけれど、派手なダンスがない分あの見せ方は配信でより威力があるように感じた。

星の雨〜One Ability〜Spark Lightの赤衣装、多分配信じゃなかったら健人くんのスケスケに気付けなかったと思うんですよ。。。明るくなってからMELODYでJr.の肩を抱く健人くんを見ながら★ ★に気付いてしまったかもしれないわけで…それはちょっと背徳感がヤバなので……水のカーテン、動くセンステ、逆光、火花の演出のある中じゃきっと顔を捉えることで精一杯で衣装までは見られなかっただろうから、心の準備をくれてありがとうという気持ち…

そしてなにより、ラストのRUN。当初は入っていなかったRUN。ラスサビ前、5本の花道がメンカラ色で伸びていき、5人が走っていくところ、毎回涙なしには見られなかった。あの美しい花道は、俯瞰で見るから一層美しさが増すように思う。真ん中の健人くんのところに集まって、オーラスで5人肩を組んで進んで行った姿、目に焼き付いています。

 

配信でのライブはやっぱり生とは別物で、もちろん生で見ることには代えられないのだけれど、配信だからこその楽しみ方やメリットも無いわけではなくて。今、ライブ後のわたしがそう思えているのはSexy Zoneがそういうステージを作り上げてくれたからに他ならない。Sexy Zoneが5人で作り上げたPOP×STEP!?TOUR 2020を、背筋を伸ばして楽しませていただきました。素敵なクリスマスプレゼントでした、ありがとうございました。

 

早く一緒に楽しめる日が来ることを祈っています。

今のSexy Zoneが、一番好きだ。

先日放送された『Sexy Zoneの進化論 #10 「大人最終検定旅行」大人の移動時間編』を見て、改めて感じたことを書きたい。

 

今のSexy Zoneが、一番好きだ。の話。

 

Sexy Zoneの進化論|衛星放送のスカパー!
https://promo.skyperfectv.co.jp/sexyzone/

 

彼らの冠番組が始まると聞いたとき、正直とても怖かった。喜びよりも不安を先に感じてしまっていたと思う。この"不安"は番組の数字等に対するものではなく、至極個人的な「自分は楽しめるだろうか?」という"不安"だ。

隠さず述べてしまうが、彼らの過去のバラエティでは、企画や、若さや、グループの状態や、その他のあらゆる点に於いて、どうにも享受できない部分があった。もちろん、バラエティ的パフォーマンスを含んでいることは理解しているのだけれど、それでもうまく楽しむ方法がわからなかった。

もし新番組でどうしても許せない一面が見えてしまったらどうしよう。このままSexy Zoneを好きでい続けられるのだろうか。せっかく出逢えたひとたちをわたしは手離すのだろうか。好きなひとのあらゆる"今"を、なるべく肯定したいし応援したいのに、そこに目を瞑って大声で「好き」を叫べるだろうか。胸を張って「好き」を貫けるのだろうか。

 

3月の第一報での複雑な気持ちを整理できぬまま、4月に番組は開始した。

結論から申し上げると、全ては杞憂でしかなかった。

 

回を追うごとに緊張も解けたようで、段々と彼らの"素"っぽいところが見えるようになった。そこで見えてきたのは彼らの寛容さと天真爛漫さ。「いつから、大人だったんだろう?いつまで、子どもだったんだろう?」のキャッチコピーを思い出す。彼らとこの番組を表現するのに、こんなに秀逸なフレーズはない。

おそらく彼らはデビューした瞬間から、もしくは初めてステージに立った瞬間から"大人"として生きてきた。過去の作品は"大人"になりきれていなかった彼らが懸命に大人びてみたり、あるがままの子どもらしさを出してみたり、大人の世界で必死に戦ってきた軌跡であることに今更気付かされた。その先に今、『Sexy Zoneの進化論』があるのだ。全ては地続きだ。

Sexy Zoneの進化論』で見られる、全員20歳を過ぎた彼らの年相応かそれ以上に大人びた対応と、青春を感じさせる無邪気な輝きは、今ようやく"大人"が馴染んだ彼らが背伸びせずにいられる等身大なのかもしれない。早く大人になることを求められ続けながら、決して子どもらしさを捨てず、常に「自分たちらしさ」を軸に持ち続けてきたひとたち。今の彼らが見せてくれるものに対し"不安"を感じる要素はひとつもなかった。

 

その最たるものが冒頭で挙げた『#10「大人最終検定旅行」大人の移動時間編』だった。

年上組が持ち前のワードセンスと賢さで場を盛り上げる姿。年下組が立ち向かえる強さを持ち合わせ、愛らしさを遺憾なく発揮する姿。それらを養える土壌が育まれていることに、甚く感動した。何より最後に聡ちゃんが出てきたときの雰囲気からは、彼らが今全員同じ思いで、同じ方向を見て、同じ速さで走っていることが伝わってくる。5人でいられる喜びが伝わってくる。

「いつから、大人だったんだろう?いつまで、子どもだったんだろう?」、子どもから大人へ移ろいゆく時間を、5人はお互い感じ合いながらここまでやってきたんだね。

 

4人で表舞台に立っていたときにSexy Zoneを好きになったのだけれど、きっとその間も彼らの気持ちはずっと5人だった。

わたしはこの一年、4人の姿を通じて、5人のSexy Zoneを見ていた。

今、久しぶりに5人で表舞台に立つSexy Zoneを見て、今のこのSexy Zoneが一番好きだなと思う。

 

今月末には待望のPOP×STEP!?ツアーの配信がある。

現時点で詳しいアナウンスがあるわけではないけれど、5人揃ってステージに立つ様子を目の当たりにできるのが、楽しみでたまらない。

 

Sexy Zone POP×STEP!? TOUR 2020
https://online.johnnys-net.jp/s/jno/page/SZ2020